クパスレシピ集です

手作りコスメは楽しいですよね。
ここでは、クパス(瑠璃香クパスシードオイル100)を使った、手作りコスメをご紹介します。
なお、手作りコスメを作るにあたり、定番のご注意おば!

1)グレード(精製度)の低い原料は、肌トラブルの原因です。
2)紹介した通りに作っても同じ感じにならないのは、入手メーカーによって精製度が異るからです。また、混ぜ方、冷やすタイミングなどでも使用感や見た目は異ります。
3)使用前にパッチテストなど自己管理をちゃんとしましょう。人によってアレルゲンは異りますからね。
4)投稿者の欄が○○となっているのは、直接投稿者の方に迷惑が掛らない為の配慮です。ご了承下さい。

と、まぁ、前書きはこの程度にして・・・
ご紹介にしましょうか!


投稿者:み○○○さん
<< 定番角谷式乳液>>
オイルの代わりに湯煎して液状になったクパスを使いました。夏なので、仕上がり量30mlに対して配合は5%(1.5g)にしてみました。指に取ると、乳液と言うより柔らかいクリームという仕上がりですが、肌に載せるとジェル、少量でよく伸び、しっかり保湿してくれます。

(角谷式乳液の作り方は、
「化粧品屋の独り言 → vol.6 → 手作りコスメで、乳液を作ってみましょう♪」 を参考にして下さい。因に、レシピは、

処方1処方2
ヒアルロン酸Na 0.05%
キサンタンガム 0.1-0.5%
グリセリン 3-10%
エタノール 10-15%
ベタイン 2%
(アミノコート)
水 残り%
オリーブオイル 3-10%
キサンタンガム 0.5-1.0%
グリセリン 3-10%
エタノール 10-15%
ベタイン 2%
(アミノコート)
水 残り%
オリーブオイル 3-10%

です。)





投稿者:み○○○さん
<<これでもか!シワ対策アイ・クリーム>>
ミツロウ5粒を湯煎で溶かし、溶けたところに3ml計量スプーンのクパス投入、無水エタノール抽出のローズマリーエキス1mlを垂らし、ひたすら竹串2本で混ぜ混ぜ。少ししたら湯煎から外し、さらに混ぜ混ぜ。固まってきてエキスが浮いていれば、アルコール分が飛んでいないということなので、また湯煎しますが、今回は一発でした。固まり始めたところにヒッポファエオイルを耳かき1さじ程度(うちのは冷蔵保管すると固まるんです)とネロリ精油を1滴落としてさらに混ぜ混ぜ。よく混ざったら完成。2、3日ほど置いた方が、アルコール臭と刺激が抑えられます。
PS.
しんちゃんによれば、ウルソール酸はワセリンにしか溶解しないとのことなので、これはミツロウとバターに混和されているだけだと理解していますが、私はどうしてもワセリンが合わないので、いつもバターを使っています。少なくとも分離はしていません。クパスはベタつかないので、夏でも濃すぎない!効果? ニヤリです♪





投稿者:み○○○さん
<<ネイルパック>>
半年に1度くらいやってます。ミツロウ30gを湯煎で溶かし、そこにオイル5mlとラベンダー精油5滴を入れてよく混ぜたら湯煎からおろし、固まる前に指を第一関節くらいまで突っ込み、5〜10分放置し、固まったロウを外します。このオイル、これまでホホバ油やマカダミアナッツ油などを使っていましたが、これをクパスに変えたら・・・翌朝も指先がふっくらしていました。かかともパックしたい衝動に駆られています。





投稿者:み○○○さん
<<ネイルマッサージクリーム>>
普段の爪のお手入れに活かそうと、クパスを湯煎して緩め、そこにラベンダー精油を入れて固めただけのクリームを作ってマッサージしてみました。私はマニキュアしませんが、娘は時々やっています。いくら低刺激、白くならないが謳い文句の除光液でも、やっぱり爪を傷めているんですね。爪が欠けやすくなっていましたが、これでマッサージし始めて、爪の色も良くなってきました。




と、人の投稿ばかり載せていると何ですので、ちょっと、プロっぽくわたしも紹介です。


投稿者:角谷 貴斗
<<リップクリーム>>
クパス 4g
オリーブオイル 4g
ミツロウ 1g
キャンデリラワックス 1g

クパスの100%モノは、市販品はまだまだ少ない(っていうか無い)でしょうね。(参考:瑠璃香クパスシードオイル)
オリーブ油は食用ではなくて、精製度の高いオリーブ油を使用して下さい。精製度の高いオリーブ油は、見た目はスクワランのように無色透明で、匂いは殆どありません。(参考:瑠璃香オリーブオイル100)
ミツロウは、色々グレードもあるようです。唇に使用しますので、その実績のあるモノか、精製度の高いモノ(化粧品グレード)をご使用下さい。
キャンデリラワックスもミツロウと同様、実績のあるモノか精製度の高いモノがいいですね。

製造方法:
4つの原料を正確に量って、80℃くらいで溶解し、混ぜます。簡単です♪

コツ1:
ここが重要です。
皿に水を少し張って、冷凍庫で凍らせておきます。
その氷の上に、先ほどの80℃に加熱して溶かしたリップを容器ごと、「ポン!」と置き、直ぐさま冷凍庫を閉めます!
そのまま、1時間静置します。
この「急冷」と「ちょっと長い時間冷やしっぱなしにする」ことがポイントです。
その後、室温に戻し、1時間ほど放っておきます。これで出来上がり。
室温でゆっくり冷却したりするのとは、「結晶の出来方」が違います。ここがコツなのです。
特に、キャンデリラなどは、他のオイルの部分が液状なのにも関わらずキャンデリラだけが固まり始めた経験もおありでしょう。こういった高温で固まってしまうワックスを使う場合、攪拌しながら冷却するよりも、こういった急冷法の方が綺麗な出来上がりになりますよ♪

コツ2:
予め入れたい容器がある場合は、容器を冷凍庫で冷やしておくのは止めた方がいいです。注ぎ込むのはうまくできません。
室温状態の「使用したい容器」に80℃に溶解したリップを注いだ後に、冷凍庫に放り込み、1時間静置します。後は、同じです。
スティック型の容器でも同様です。
他にも、コツ1の方法で作ったモノを、スパチュラなどで掻き取って、容器に移すって方法もアリです。

コツ3:
邪魔臭がって多量に作ると、なかなか冷えませんので、少量(10g程度)で作るのがいいでしょう。(市販の口紅やリップの内容量は5g程度です)
また、劣化したオイルを使うと匂いが発生しましす、出来上がったモノの寿命も短くなります。
この処方系に天然ビタミンEなどを添加するのもいいでしょうね。オイルやビタミンEな熱に弱いといいますが、劣化していないオイルを使っている場合、80℃で15分程度なら全然問題ありません。

その他:
これは、リップケアの処方ですが、ここに色素を入れると口紅にもなりますし、これを爪に使うと、艶出しにもなります。
リップって結局食べてしまいますからね(笑)今回の処方は、クパスもオリーブ油も食品としての歴史があります。ミツロウやキャンデラは、口紅原料としての歴史も長いので、食して害はないでしょう。